厄介な足のトラブル「魚の目(うおのめ)」。男女問わずできるものですが、特にファッション性を重視した靴を履くことの多い女性のほうが魚の目ができやすいと言われています。
魚の目は放っておくと悪化して歩行時などに痛みをともなうため、早めの対処が必要です。
今回は魚の目ができる原因と治療法、予防の仕方についてお伝えいたします。
魚の目とは
魚の目は、足裏や足の指の皮膚(角質)が部分的に厚くなることでできる皮膚病のひとつ。正式には「鶏眼(けいがん)」と言います。
靴や歩き方の癖などで皮膚が圧迫や摩擦などの外的刺激を受けると、防御反応により角質は厚くなります。その時、刺激が1点に集中することで角質は皮膚の内側(真皮)に向かって増殖し、中心に硬い芯(角質柱)を作ります。角質化の面積は小さく、健康な皮膚との境界もはっきりしており、芯が魚の眼球のように見える形状になることから、一般的に「魚の目」と呼ばれるようになりました。
魚の目は放置していると悪化し、芯が成長して皮膚の奥深く、真皮にまで食い込み始めます。そうすると芯が神経を圧迫して刺激するため痛みを感じるようになり、ひどくなると歩行が困難になるほどの激痛をともなうこともあります。 つづく